ヨーロッパ旅行中にパスポート紛失体験談

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海外旅行

こんにちは。
お得に旅行するのが好きなユウです!

海外旅行中に1番血の気が引く瞬間、パスポートパスポートを失くした瞬間。

私はそれをヨーロッパ一人旅の最中にやってしまいました。

木曜日にドイツでパスポートを失くし、帰国便はオランダからイギリス経由、しかも空港間の乗り継ぎがある最悪のイレギュラーケース。

置いてきた場所は確実なのに、ホテルにないと言われてパニックになり‥。

今回はそんな私のパスポート紛失事件をシェアさせてください。

ヨーロッパ旅行中のパスポート紛失備忘録

時系列でパスポートが見つかるまでの事件簿を記録します。

15:00 チェックイン時にパスポートがないと気づく

ケルンから約45分の場所にあるアーヘンのホステルにチェックインしようとすると、ケルンで宿泊したホテルのセキュリティボックス入れっぱなしだと言うことに気づきました。

15:03 急いでホテルにチャットで確認

当然そこに忘れてきたことが確定しているものだと思っていたので、そこまで焦っていなかったのですが、ホテルからは、『すでに確認したけどダブルチェックします』の後に『見つからなかった』と言われました。

パニックになり夫に電話

夫から、『もう一度持ち物全部探してみな』と言われ、一応探してみる

しかし、もう一度自分の行動を思い返してみて、パスポートを無闇に移動させないので、絶対にセキュリティボックスの中なことは改めて確信しました。

紛失したのは木曜日、帰国便は日曜日の朝アムステルダムからロンドン経由で羽田空港、ロンドンでは空港間乗り換え(イメージ羽田→成田)があるため、第三国に入国できないと決まっている帰国のための渡航書がおそらく使えず、飛行機を取り直すかイギリスの大使館に行ってイギリスからの便で帰国するかという恐ろしい事態であることに気づき、パスポートが見つからない場合の帰国の手段も併せて検討し始める。

しばらく紛失したことを受け入れたワーストケースの場合の対処方法を検討しました。

15:13 iPhone探すアプリで位置情報を確認

幸いにもサブ機のiPhoneも一緒に置いてきたことを思い出し、iPhoneを探すアプリで確認するとホテル内にあるし、むしろ記憶を再度辿ってもセキュリティボックスから出し忘れたことは間違い無いのに、『ないのはありえない!!』と思い、アーヘンに泊まるの諦めてケルンに戻るためにスーツケースごと持って駅に行く

ホテルからの返事

ちなみにMrと間違えられています。
毎度ですが、なぜなのでしょうか…

iPhoneを探すアプリの威力すごい。

ちなみに後から警察のから「あるのが確実の時点で電源やシグナルを切られる前に時刻とともにスクショを撮っておいて!」と言われました。

15:40 運良く巡回中の警察官を発見

本当に運良く警察官を発見し、

・パスポートとiPhoneを一緒にセキュリティボックスに入れたままホテルを出てしまい、ホテルにチャットで確認したけど無いと言われたこと
・探すアプリで今の正確な位置がわかるのでホテルにあることが確実な
のにないと言われていること

を、全て説明すると、その場でホテルの電話番号・宿泊した部屋番号・名前を聞かれ、ホテルに電話してくれました。

※Marriott Bonvoyアプリで予約していたため、ホテルの情報がすぐ出る状態でよかった。

心神喪失状態だったので、声が震えていましたが無事に伝わってよかったです。

15:45 ホテルからの回答

ホテル側は『すでに確認したし無い』の一点張りだったのですが、警察の方がかなり強く言ってくれたようで、ホテル側がもう一度確認しに行き、テクニカルサービスの人がセキュリティボックスを開けたらしく(いや開けてなかったのかよ、は?)

最終的にあったと言われました。

警察官の方から「そのままホテルから電話してもらうから電話番号教えて」と言われたもののネットは使えるけど電話は使えない気がする…とモタモタしてたら、「ホテルのレセプションに確保しておいてもらうから大丈夫だよ!」と言われ、どっと安心感が。

警察官2名に渾身のお礼をしました。

こんな大ミスをしてテンパってる私のために尽力してくださったドイツアーヘン警察の皆様、本当にありがとうございました。

ホテルへの信頼が地に落ちたので、パスポートを確保するまでは本当にあるか超不安でした。

私が警察と話している間、万が一見つからなかった場合のために、夫がイギリス大使館に電話して手続き諸々を調べてくれたようです。

私が紛失したのは木曜日で、大使館は土日営業していないので、金曜日の10:10ごろまでにイギリスの大使館に行けば対応してもらえるとの超タイトスケジュールになっていたそうです。

朝ごはん食べてから何も食べてないことに、お腹がなったことで気づきました。

17:18 ホテルに到着し、パスポート確保。

やっとパスポート確保。

ホテルの方からの謝罪等は一切ありませんでしたが、嬉しさのあまり、パスポートと共にセルフィーしました。

17:41 アーヘン行きの電車乗車

アーヘンに戻ってきてから、先ほどの警察に会えてパスポートが取り戻せたことを一緒に喜んでくれました。

「僕はここを嫌いになってほしく無いし、いい思い出を持って帰ってほしい。
そしてあなたが誰かに助けを求められた時同じように助けてあげてほしい。ただそれだけだった」
と言われ本当に泣きそうになりました。

協力してくれた2人の名前と警察へのお礼メールの宛先を聞き、お礼メールをさせていただきました。

パスポート紛失にかかった費用

パスポートを紛失して取り戻すまでにかかった損失をまとめてみます。

アーヘン→ケルン 19.5€
ケルン→アーヘン 27€

行きの電車は各停だったようで警察が教えてくれた時間で駅構内でチケットを買って、帰りの電車はアプリで予約したので価格が異なっています。

合計46.5€(約7,400円)と約4時間のタイムロスでした。

精神的に追い込まれるのが本当に苦手なので、寿命が2年ぐらい縮んだ気がします。

自分の不注意による紛失なので、本当に反省しました。

また、今後に活かすと強く誓い、この記事を公開することによってどなたかへの注意喚起になっていたら本望です。

パスポート紛失事件からの教訓

  • パスポートはセキュリティボックスには入れず、常に自分で持ち歩くorスーツケースに入れて鍵をする

ホテルの移動が多い旅行では、自分で持ち歩くかスーツケースに入れるのが安心。
短期の旅行なら、最後に部屋の隅々までを確認するためのチェックリストを作り確認する。

  • 旅行前にパスポートをなくした場合のワーストケースの手続きを調べておく(戸籍謄本など、再発行の手続きにかかる書類は携帯する)

「まさかパスポートをなくすなんて」と誰しも思っています。
そんな余裕の心がある時こそ無くしてしまうので、旅行前にパスポートがなくなった場合のワーストケースを想定してパッキングします。

  • 諦めない心

「ホテルがないって言うからないんだ」と諦めていたので、iPhoneの位置情報がなかったら諦めてました。でも結果ホテルを信用してはいけなかったので、全ての手段を使うまでは諦めてはいけません。

  • 何かあったら即警察

警察がここまで頼りになるとは正直思っておらず。
むしろドイツなのでドイツ語が話せないので躊躇していましたが、ドイツの警察の方英語ペラペラでした。

言語の壁はアプリ使えばどうにかなるし、まずは警察に頼りましょう。

  • iPhoneを探すは優秀。

今回見つけることができた最大のキーである”探す”アプリ。
本当にAppleありがとう。これからも株ホールドし続けます。

  • 大切なものには、AirTagをつける

今回はiPhoneの位置情報という確固たる証拠があったので強気に出れました。
スーツケースや荷物などまさか盗まれないだろうという大きいものから、絶対に盗まれたくないものまで位置情報を追跡できる状態にしておくことの大切さを痛感しました。

AirTagの必要性を初めて実感しました。

番外編:サークルオブライフ

今回の旅行前日が結婚記念日で夫なしで義実家とお祝いしていたのですが、ひょんな話から義父がElton Johnが好きと言っていたことをきっかけに、旅行中プレイリストとして聞いていました。

そこでライオンキングのサークルオブライフを彼が歌っていたことを初めて知りました。
(他にも、I’m Still StandingやYour Songは聞いたことある方も多いはず。)

パスポートを取り戻し安堵した、アーヘンに戻るケルンの駅にて、海外の方に「英語話せる?デュッセルドルフ行きの電車は?」と聞かれました。

『イヤフォンしている、バリバリ日本人の私に聞く?』と思いながらも、スマホで調べて正しい情報を教えることができると、感謝され、握手をし”Have a nice trip!”と言い合い別れるという経験をしました。

ひとときの出来事でしたが、少し自分の価値とハートフルな時間を感じることができました。

かなり意味を拡大解釈しますが、こうして人は助け合って生きていくんだと、サークルオブライフを感じました。

めちゃくちゃいい歌なので聴いてみてほしい。

同じくライオンキングのCan You Feel the Love Tonightもいい曲です。

今回のヨーロッパ弾丸1人旅で、人の価値は何で決まる?というテーマをずっと考えており、

“人の価値は何を得たかではなく何を人に与えたかで決まる”という言葉が1番しっくり来ました。

私は今まで人に何を与えてきただろう?

今何を与えられているだろう?

これから何を与えていけるだろう?

少しでも与えられる人生を送りたいと思いました。

ヨーロッパでは、沢山のホームレスがいて、お金を要求される経験をしました。

ただ要求するだけでなく、身の上話をしてから要求してくる人もいた。

しばらく観察していると、目的のお金を全額受け取ったにも関わらず、また他のプラットフォームに行き、同じことの繰り返し。

人にお金を要求して得られるんだったら、働く意味を見出せなくなるのかなとも思うので、与えすぎるのも難しいところです。

ホームレスにお金を渡すべきか否かは難しい問題なので、ここでは言及しないけど人に与えるためには、まず自分が十分に持っている事が前提だと私は思います。

私はまだ人に与えられるほどお金を持っていませんが、親切や助けなどお金以外の方法で人の助けになれたらなと思いました。

PS:本当にバカすぎて自分を呪いましたが、こういう時こその行動力と機転と運とドイツ警察の皆様のおかげで無事に解決できて本当によかったです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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